サニブラウン日本新記録樹立!戦績とプロフィールは?9秒97!

2019年5月11日、陸上男子・短距離のサニブラウン・ハキーム選手が、米大学南東地区選手権で行われた100m決勝にて、9秒99をマークし優勝。日本人2人目の9秒台選手となりました。

そして、約1か月後の2019年6月8日、全米大学選手権の男子100m決勝でサニブラン選手は、桐生祥秀選手が2017年9月にマークした日本記録を0秒01更新する9秒97の日本新記録を樹立!!

サニブラウン選手の成長ぶりを見ると、日本新記録も通過点に過ぎないように感じ、底知れぬ伸びしろを期待させてくれます。

記録の更新はもちろんのこと、世界陸上や東京五輪での活躍が楽しみです!!

さてここでは、そんなサニブラウン選手のプロフィールや100m・200mの記録、主な戦績などをご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

サニブラウン選手ってどんな人?

9秒97の日本新記録をマークしたサニブラウン選手。どんな人なのかをプロフィールを交えてご紹介します。

サニブラウン選手プロフィール

 

View this post on Instagram

 

A post shared by 日本陸上競技連盟(JAAF) (@jaaf_official) on

【フルネーム】
サニブラウン・アブデル・ハキーム

1999年3月6日生まれ 福岡県出身
※父はガーナ人、母は日本人

身長/188cm 体重83kg

【自己ベスト】
60m/6秒54(2019年3月) 日本タイ記録
→全米学生室内選手権/予選

100m/9秒97(2019年6月7日) 日本歴代1位
→全米大学選手権/決勝

▼追い風参考
9秒96(2019年6月5日)
→全米大学選手権/準決勝

▼過去記録参考
9秒99(2019年5月11日)  ※日本人2人目の9秒台
→大学南東地区選手権/決勝

200m/20秒08(2019年6月7日) 日本歴代2位
→全米大学選手権/決勝

 

陸上を始めたきっかけ…

サニブラウン選手は、小学校3年生までサッカーでフォワードを務めていました。ただ、母親に「団体競技に向いていない」という一言で、陸上競技に転向。

サニブラウン選手は「最初は結構イヤイヤでした。スタートラインに立つまでが緊張する」と、当時を振り返っています。

サニブラウン選手が所属していた小学校時代の陸上クラブ監督によると、「なかなか本気で走らないし、ちょっと走ったら『疲れたからもういいや』という感じで走らなくなる。練習をやらないと強くなれないよと言っても、ぼくは強くならなくていいよって」なんてこともあったそうです。

 

一躍名前が知れ渡ったのは…

中学生時代は1年以上も骨盤や背骨の成長痛に苦しみましたが、東京・城西高校2年だった2015年に名前が世に知れ渡ります。

当時16歳だったサニブラウン選手は、コロンビアで行われた2015年世界ユース選手権に出場。100mを10秒28、200mを20秒34で走り、この大会日本人初の2冠を達成しました。

しかし、この2冠の偉業だけがサニブラウン選手を有名にしたのではありませんでした。サニブラン選手の200mのタイムが、あのウサイン・ボルト氏のタイムを上回ったからです。

2003年、ボルト氏は同じ大会に出場し、20秒40をマーク。そのタイムをサニブラウン選手が更新したことで陸上界のみならず世間から注目を集めるようになりました。

ボルト氏のタイムを更新したレースがこちら。サニブラン選手は6レーン(画面向かって左から3番目)。

そして、2015年7月に行われた世界選手権北京大会の日本代表に初選出されました。世界選手権は日本最年少出場となり、200mで準決勝まで進みました。

同年11月、サニブラン選手は国際陸上連盟から年間表彰で新人賞にあたる「ライジングスター・アワード」を受賞。日本選手にとって初めての栄誉となりました。

 

スポンサーリンク

 

怪我との戦い…

順調なキャリアを送るサニブラウン選手。期待されたリオデジャネイロオリンピックでしたが、代表選考会となる日本選手権の直前、練習中に左大腿部の肉離れにより、オリンピックへの挑戦を絶たれることとなりました。

2017年になると練習環境を変え、南アフリカ、オランダ、アメリカと海外で武者修行を行うことに。

2017年6月の第101回日本選手権・男子100mでは、自己ベストを準決勝で0秒12を縮める10秒06、決勝でさらに更新する走りで10秒05のタイムで初優勝。また、男子200mでも自己ベストを更新し優勝を勝ち取り、14年ぶりの日本選手権・短距離2冠を達成しました。

そして、2017年8月に行われた世界陸上ロンドン大会の男子200mで、史上最年少(18歳5ヵ月)での決勝進出を果たします。それまではウサイン・ボルト氏が最年少記録。

2017年の秋になると、サニブラウン選手はアメリカの強豪フロリダ大学へ進学し、練習拠点も新天地へと移しました。

2018年5月、大学地区選手権男子200mの予選で右脚付け根を負傷。その後、リハビリに専念し、ウェートトレーニングなどで地道に体を鍛え、怪我から8ヶ月後の室内大会でレースに復帰します。

 

日本人2人目の9秒台…

2019年1月、陸上男子短距離室内大会60mに出場し、決勝を6秒62で制し、復帰戦を優勝で飾りました。

2019年3月には全米大学室内選手権の60mで、6秒54の日本タイ記録をマーク。続く4月のフロリダ大学競技会の男子100mで10秒06をマークし、調子を上げてきます。

そして、2019年5月11日に大学南東地区選手権の100m決勝で日本歴代2位となる9秒99を記録し、日本人として桐生祥秀選手に次ぐ9秒台ランナーとなりました。

サニブラウン選手は9秒台を出しことについて、以下のようにコメントを残しています。

「正直、そんなに速く走っている感じはなかった。いつも通りの走りをして、フィニッシュした感じ。(9秒)99なんで誤差かな」。日本記録も「そのうち切れるんじゃないですか」。

引用元:日刊スポーツ(2019.5.12配信)

 

9秒97!! 日本新記録樹立

2019年6月、全米大学選手権に出場したサニブラウン選手は、男子100m準決勝で追い風参考記録ながら9秒96をマーク。

翌日に行われた決勝で、2017年9月に桐生祥秀選手がマークした日本記録を0秒01上回る9秒97の日本新記録を樹立しました。

また、日本新記録から45分後、男子200m決勝では20秒08をマークし、20秒03の日本記録を持つ末次慎吾選手に次ぐ日本歴代2位となりました。

男子100mでの記録更新はもちろんのこと、男子200mの日本記録更新、男子400mリレーでの活躍に注目が集まります。

 

2019年世界陸上へ

2019年6月、サニブラウン選手は日本陸上選手権に出場するためアメリカから帰国。

男子100mと男子200mにエントリーしたサニブラン選手は日本記録更新とはなりませんでしたが、圧倒的な走りで2大会ぶりに2度目の2冠を達成しました。

日本選手権の100mと200mの2冠を2度達成するのは、40年ぶり3人目の快挙となりました。

サニブラウン選手は日本選手権の優勝と世界陸上の参加標準を突破し、100mと200mの日本代表に内定。2019年9月27日から開幕する世界陸上に挑みます。

 

スポンサーリンク

 

サニブラウン選手の主な戦績

ここでは、サニブラウン選手が名を轟かせた世界ユース選手権からの主な戦績をご紹介します。

 

【参考】陸上男子100m歴代10傑

ここでは、陸上男子100mの日本記録歴代10傑をご紹介します。

選手名 タイム 所属 日付
1 サニブラウン・ハキーム 9秒97 フロリダ大学 2019年6月
2 桐生祥秀 9秒98 東洋大学 2017年9月
3 伊藤浩司 10秒00 富士通 1998年12月
山縣亮太 セイコー 2017年9月
5 朝原宣治 10秒02 大阪ガス 2001年7月
6 末続慎吾 10秒03 ミズノ 2003年5月
7 江里口匡史 10秒07 早稲田大学 2009年6月
多田修平 関西学院大学 2017年9月
9 飯塚翔太 10秒08 ミズノ 2017年6月
ケンブリッジ飛鳥 ナイキ 2017年6月

※所属、日付は最初の記録達成時のもの

 

【参考】東京五輪 男子100m代表について

2020年東京五輪の参加標準記録(10秒05)を突破したサニブラン選手。となると、気になるのは東京五輪・男子100mの日本選手の代表争いです。

ここでは、その東京五輪・男子100mの日本代表選手の選考基準をまとめたものを参考までにご紹介します。

【代表選手選考基準】
・最大参加選手3人
・参加標準記録/10秒05(リオ五輪は10秒16)
・2020年7月1日時点の世界ランキング
・記録対象期間/2019年5月1日~2020年6月29日

※参照元:国際陸連・日本陸連HPより

2019年5月現在、参加標準記録を突破したのはサニブラウン選手のみ。今後、誰がこの参加標準記録を突破し、代表争いに躍り出るのか楽しみです。

 

スポンサーリンク