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世界遺産日本国内一覧|正式登録の流れや次の候補地は?

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消滅や崩壊の危機に瀕している自然や文化財を、“世界で共有する普遍的な価値”として、保護し後世に残していくことを目的とする「世界遺産」。

2018年1月現在、世界で合わせて1,073件の物件が世界遺産リストとして登録されています。日本は1993年12月、奈良県の「法隆寺地域の仏教建造物」が初めて世界遺産に登録されて以来、2018年1月現在で21件の物件が世界遺産に登録されています。

ここでは、日本で登録されている世界遺産一覧や、世界遺産登録の流れ、次の国内世界遺産候補地の登録スケジュールなどをご紹介します。

 

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世界遺産とは

世界遺産とは、1972年のユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」をもとに、人類が後世に残すべき自然や文化遺産を共通の財産として「世界遺産リスト」に登録されたものとなります。
※ユネスコ=国際連合教育科学文化機関

2018年1月現在、世界中で登録されている世界遺産は1,073件(167か国)。物件の内容によって3つに分類されます。

下は世界遺産の分類と主な場所です。

なお、ユネスコが公式に分類しているわけではないのですが、世界遺産のなかで人類が犯した悲惨な出来事を伝え、過去の過ちを二度と起こさないための世界遺産もあります。

日本国内では、「負の世界遺産」と呼ばれています。

<負の世界遺産の例>
・ゴレ島(セネガル)
奴隷貿易の拠点となった島

・アウシュヴィッツ強制収容所(ドイツ)
ナチスドイツによって、数多くの老若男女が犠牲になった収容所

・原爆ドーム(広島県)
広島市に投下された原爆の惨禍を伝える記念碑。元は広島県産業奨励館。

 

登録までの流れ

まず、説明の前に正式登録までの流れを、図にすると以下のようになります。

世界遺産に登録されるには、まず自国の候補地を「暫定リスト」に提出し、その中から世界遺産にしたい候補地を推薦します。

推薦された候補地が、文化遺産の場合は「ICOMOS(国際記念物遺跡会議)」、自然遺産であれば「IUCN(国際自然保護連合)」に世界遺産委員会が調査評価を依頼します。

その後、調査結果が各機関から提出されると、世界遺産への正式な登録が相応しいかどうか、年1回開かれる委員会の最終審議で決まります。

 

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日本の世界遺産一覧

2018年1月現在、日本の世界遺産は21件登録されています。日本で最も新しく世界遺産に登録されたのは、“「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群”(福岡県)で、2017年7月に登録されました。

この他の日本の世界遺産は以下の通りです。

文化遺産

【1993年12月登録】
法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)

姫路城(兵庫県)

【1994年12月登録】
古都京都の文化財(京都府/滋賀県)

【1995年12月登録】
白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県/富山県)

【1996年12月登録】
原爆ドーム(広島県)

厳島神社(広島県)

【1998年12月登録】
古都奈良の文化財(奈良県)

【1999年12月登録】
日光の社寺(栃木県)

【2000年12月登録】
琉球王国のグスク及び関連遺産群(沖縄県)

【2004年7月登録】
紀伊山地の霊場と参詣道(和歌山県/奈良県/三重県)

【2007年6月登録】
石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)

【2011年6月登録】
平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―
※拡張申請のため、暫定リスト入り

【2013年6月登録】
富士山―信仰の対象と芸術の源泉(静岡県/山梨県)

【2014年6月登録】
富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)

【2015年7月登録】
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
(山口県/鹿児島県/静岡県/岩手県/佐賀県/長崎県/福岡県/熊本県)

【2016年7月登録】
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-(東京都)

【2017年7月登録】
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県)

 

自然遺産

【1993年12月登録】
屋久島(鹿児島県)

【1993年12月登録】
白神山地(青森県/秋田県)

【2005年7月登録】
知床(北海道)

【2011年6月登録】
小笠原諸島(東京都)

 

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日本国内の世界遺産地図

画像は2018年1月現在の日本国内の世界遺産となります。
※UNESCOの世界遺産公式サイトを元に作成

画像をクリック(タップ)で拡大します

 

日本世界遺産・暫定リスト

次に登録が検討されるのは?

2018年1月現在、世界遺産の候補地として日本政府は、文化遺産8件、自然遺産1件を掲載しています。

そして、2018年は暫定リストから以下の2件の推薦書がユネスコ世界遺産センターへ提出されました。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

【世界遺産の登録スケジュール】
2017年9月頃
ICOMOSによる現地調査

2018年5月頃
ICOMOSによる評価結果の勧告

2018年夏頃
第42回世界遺産委員会で最終審議

 

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

【世界遺産の登録スケジュール】
2017年夏~秋頃
IUCNによる現地調査・評価

2018年5月頃
IUCNによる評価結果の勧告

2018年夏頃
第42回世界遺産委員会で最終審議

 

暫定リスト一覧

文化遺産

古都鎌倉の神社・寺院ほか
1992年10月登録

彦根城
1992年10月登録

長崎の教会群とキリスト教関連遺産
2007年1月登録

飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群
2007年1月登録

北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群
2009年1月登録

百舌鳥・古市古墳群
2010年11月登録

金を中心とする佐渡鉱山の遺産群
2010年11月登録

平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群― ※拡張申請
2012年9月登録

 

自然遺産

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
2016年2月登録

 

●まとめ

いかがでしたでしょうか?

もし、推薦書が出された2件が世界遺産に登録されるとなると、現地は大賑わいになりそうです。

なので、登録をにらんで早めに旅行の切符を予約しておくとイイかもしれませんね。

 

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