2017年8月の北海道マラソンから始まった2020年東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」シリーズ。2019年4月を最後に男子34名、女子15名のMGCファイナリストが出揃いました。※のちに世界選手権に選出された選手を除き男子31名、女子12名がMGCに出場。
2019年9月15日(日)に行われた女子のMGCでは、前田穂南選手(天満屋)と鈴木亜由子選手(JP日本郵政グループ)が東京五輪内定を決めました。
また、MGC3位に入った小原怜選手(天満屋)はMGCファイナルチャレンジの結果によって、最終3枠目に選ばれる可能性を残しております。
ここでは、女子のMGC&MGCファイナルの大会日程やレース結果、出場選手の自己ベストや出身校、終了したMGCシリーズの結果などをご紹介します。
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もくじ
MGC・ファイナル日程&結果
ここでは、「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」と「MGCファイナルチャレンジ」の日程をご紹介します。
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)
2019年9月15日(日)
1位の前田穂南選手(天満屋)と2位の鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)が、東京五輪代表に内定。3位の小原怜選手はファイナルチャレンジの結果により代表に内定します。
<大会結果>
1位/2:25:15 前田穂南(天満屋)
2位/2:29:02 鈴木亜由子(日本郵政グループ)
3位/2:29:06 小原怜(天満屋)
4位/2:29:51 松田瑞生(ダイハツ)
5位/2:31:14 野上恵子(十八銀行)
6位/2:32:30 一山麻緒(ワコール)
7位/2:33:29 福士加代子(ワコール)
8位/2:36:29 安藤友香(ワコール)
9位/2:41:22 岩出玲亜(アンダーアーマー)
途中棄権 上原美幸(第一生命グループ)
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MGCファイナルチャレンジ対象レース
ここでは、東京五輪2020・マラソン女子日本代表の3枠目を決めるMGCファイナルチャレンジの対象レースの日程をご紹介します。
最後の3枠目はMGCファイナルチャレンジにて派遣設定記録2時間22分22秒を突破した最上位記録の選手に内定が与えられます。なお、派遣設定記録を突破する選手がいない場合は、「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で3位になった小原怜選手(天満屋)が日本代表となります。
第5回さいたま国際マラソン
2019年12月8日(日)
<大会結果>
1位/2:23:50 P.ジェプチルチル(ケニア)
2位/2:26:45 F.サド(エチオピア)
3位/2:27:11 B.オルジラ(エチオピア)
4位/2:28:44 N.サヴィナ(ベラルーシ)
5位/2:32:30 R.トゥサ(エチオピア)
6位/2:35:15 吉田香織
7位/2:38:39 吉田香澄
8位/2:39:16 P.チェプコリル(ケニア)
9位/2:40:47 水清田有紀
10位/2:50:50 横山友里乃
※掲載は10位まで
東京五輪代表選考MGCファイナルチャレンジ女子初戦の日本人トップは、2時間35分15秒で6位の吉田香織選手(TEAM R×L)でした。五輪派遣設定記録の2時間22分22秒には届きませんでした。
なお、ハーフマラソンの元世界記録保持者で、今大会が初マラソンとなったペレス・ジェプチルチル選手が優勝を決めました。
第39回大阪国際女子マラソン
2020年1月26日(日)
<大会結果>
1位/2:21:47 松田瑞生(ダイハツ)
2位/2:22:40 M.ベレテ(バーレーン)
3位/2:23:03 S.レウェテン(エチオピア)
4位/2:23:31 M.アセファ(エチオピア)
5位/2:26:02 L.ウェイトマン(オーストラリア)
6位/2:26:24 B.ジェプキルイ(ケニア)
7位/2:26:35 山口遥(AC・KITA)
8位/2:27:18 F.サド(エチオピア)
9位/2:27:50 H.テスファイ(エチオピア)
10位/2:27:51 田中華絵(資生堂)
13位/2:28:12 小原怜(天満屋)
MGCファイナルチャレンジの第2戦目は、松田瑞生選手が日本歴代6位となる2時間21分47秒で2年ぶり2度目の優勝を果たしました。
東京五輪マラソン女子日本代表の設定記録(2時間22分22秒)を見事破り、代表入りの有力候補に躍り出ました。
なお、MGC3位だった小原怜選手は、20キロ手前で先頭集団から遅れ、13位で設定記録をクリアできず代表権を松田選手に奪われました。
名古屋ウィメンズマラソン2020
2020年3月8日(日)
<大会結果>
1位/2:20:29 一山麻緒(ワコール)
2位/2:22:41 安藤友香
3位/2:22:56 P.リオノリポ
4位/2:23:17 ヒルト・ダンテ
5位/2:23:27 佐藤早也伽
6位/2:23:52 ヘレン・トラ(エチオピア)
7位/2:25:08 ビルケ・デベレ(エチオピア)
8位/2:26:34 細田あい(ダイハツ)
9位/2:28:39 岩出玲亜(アンダーアーマー)
10位/2:29:29 大森菜月(ダイハツ)
MGCファイナルチャレンジ最終戦となった名古屋ウィメンズ2020は、一山麻緒選手が日本歴代4位となる2時間20分29秒(国内最高)で初優勝。
2020年1月の大阪国際女子マラソンで松田瑞生選手(ダイハツ)が記録した2時間21分47秒を上回り、東京五輪女子マラソン最後の代表に内定しました。
なお、名古屋ウィメンズで日本選手が優勝するのは、2013年の木崎良子選手(ダイハツ)以来、7年ぶりです。
MGCファイナリスト一覧と結果
ここでは、MGCへの出場権を獲得したファイナリスト15名とレース結果をご紹介します。
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MGC結果
【#東京五輪 一発勝負の選考レース】#マラソングランドチャンピオンシップ
女子は2位に #鈴木亜由子選手 が入り、東京オリンピックの代表に内定!#MGC女子 #MGC
女子・ネット配信はこちらhttps://t.co/d6LgmZEJCt pic.twitter.com/vTj6YVSyMF— NHKスポーツ (@nhk_sports) September 15, 2019
1位/2:25:16 前田穂南(天満屋)
2位/2:29:02 鈴木亜由子(日本郵政グループ)
3位/2:29:06 小原怜(天満屋)
4位/2:29:51 松田瑞生(ダイハツ)
5位/2:31:14 野上恵子十八銀行)
6位/2:32:30 一山麻緒(ワコール)
7位/2:33:29 福士加代子(ワコール)
8位/2:36:29 安藤友香(ワコール)
9位/2:41:22 岩出玲亜(アンダーアーマー)
途中棄権 上原美幸(第一生命グループ)
前田穂南選手と鈴木亜由子選手が東京五輪内定を決めました。なお、小原選手は猛追を見せましたが、わずか4秒差で鈴木選手に届かず。ただ、小原選手は最後の3枠目として、日本代表候補に残ります。
自己ベスト順
※年齢は2019年4月時点
2:21:36/安藤友香 (25歳・ワコール)
2:22:17/福士加代子(37歳・ワコール)
2:22:23/松田瑞生 (23歳・ダイハツ)
2:22:48/前田彩里 (27歳・ダイハツ)
2:23:07/関根花観 (23歳・日本郵政グループ)
2:23:20/小原怜 (28歳・天満屋)
2:23:48/前田穂南 (22歳・天満屋)
2:23:52/岩出玲亜 (24歳・アンダーアーマー)
2:24:19/上原美幸 (23歳・第一生命グループ)
2:24:33/一山麻緒 (21歳・ワコール)
2:25:28/谷本観月 (24歳・天満屋)※辞退
2:26:07/池満綾乃 (28歳・鹿児島銀行)※辞退
2:26:33/野上恵子 (33歳・十八銀行)
2:27:39/中野円花 (27歳・ノーリツ)※辞退
2:28:32/鈴木亜由子(27歳・日本郵政グループ)
世界陸上の日本代表に選出された谷本観月選手(天満屋)、池満綾乃選手(鹿児島銀行)、中野円花選手(ノーリツ)らは、開催時期が近いということもありMGCの出場は辞退しています。
また、関根花観選手(日本郵政)は疲労骨折で、前田彩里選手(ダイハツ)は右大腿二頭筋付着部の腱損傷のため、MGCを欠場しました。
出身校別MGCファイナリスト
【大阪薫英女学院高校】
中野円花、松田瑞生、前田穂南
【豊川高校】
安藤友香、岩出玲亜、関根花観
【興譲館高校】 小原怜
【五所川原工高校】福士加代子
【鹿児島女子高校】上原美幸
【鹿児島情報高校】池満綾乃
【出水中央高校】 一山麻緒
【須磨学園高校】 野上恵子
【名古屋大学】 鈴木亜由子
【鈴峯女子高校】 谷本観月
【佛教大学】 前田彩里
終了したMGCシリーズ各大会結果
ここでは、終了したMGCシリーズの大会結果をご紹介します。
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名古屋ウィメンズマラソン2019
2019年3月10日(日)実施
名古屋ウィメンズのMGC出場条件
2:28:00以内(1~3位)
2:27:00以内(4~6位)
福士加代子選手、上原美幸選手、前田彩里選手、谷本観月選手、池満綾乃選手ら5名がMGC出場権を獲得。
※トップ3選手と日本選手上位10名の結果を掲載
※順位は大会順位
1位/2:22:25 ヘラリア・ジョハネス(ナミビア)
2位/2:22:58 ビシリン・ジェプケショ(ケニア)
3位/2:23:01 バラリー・ジェメリ(ケニア)
5位/2:23:52 岩出玲亜(アンダーアーマー)
8位/2:24:09 福士加代子(ワコール)
9位/2:24:19 上原美幸(第一生命グループ)
10位/2:25:25 前田彩里(ダイハツ)
11位/2:25:28 谷本観月(天満屋)
12位/2:26:07 池満綾乃(鹿児島銀行)
16位/2:28:02 上杉真穂(スターツ)
17位/2:29:12 竹地志帆(ヤマダ電機)
18位/2:29:27 細田あい(ダイハツ)
19位/2:30:44 石井寿美(ヤマダ電機)
第38回大阪国際女子マラソン
2019年1月27日(日)実施
大阪国際女子マラソンのMGC出場条件
2:28:00以内(1~3位)
2:27:00以内(4~6位)
中野円花選手がMGCへの出場権を獲得しました。
大阪国際女子マラソン結果
※優勝者と日本選手上位10名の結果を掲載
※順位は大会順位
1位/2:25:39 F.サド(エチオピア)
2位/2:25:46 小原怜(天満屋)
4位/2:27:39 中野円花(ノーリツ)
5位/2:28:02 阿部有香里(しまむら)
6位/2:28:42 田中華絵(資生堂)
7位/2:29:03 田中智美(第一生命グループ)
8位/2:29:15 大森菜月(ダイハツ)
11位/2:31:32 猪原千佳(肥後銀行)
12位/2:32:30 藤本彩夏(京セラ)
13位/2:33:51 堀江美里(ノーリツ)
14位/2:34:15 水口瞳(大阪学院大学)
第4回さいたま国際マラソン
2018年12月9日(日)実施
さいたま国際マラソンのMGC出場条件
2:29:00以内(1~3位)
2:28:00以内(4~6位)
【第4回さいたま国際マラソン結果】
※優勝者と日本選手上位5名の結果を掲載
※順位は大会順位
1位/2:25:35 ダリラ・ゴサ(バーレーン)
4位/2:29:35 今田麻里絵
5位/2:31:07 清田真央
6位/2:32:11 床呂沙紀
7位/2:34:21 下門美春
8位/2:34:47 吉冨博子
北海道マラソン2018
2018年8月26日(日)実施
北海道マラソンのMGC出場条件
2:32:00以内(1位)
2:30:00以内(2~6位)
鈴木亜由子選手がMGCの出場権を獲得。
【北海道マラソン2018結果】
※優勝者と日本選手上位10名の結果を掲載
※順位は大会順位
1位/2:28:32 鈴木亜由子(JP日本郵政G)
2位/2:30:56 前田彩里(ダイハツ)
3位/2:31:34 谷本観月(天満屋)
4位/2:34:35 沼田未知(豊田自動織機)
5位/2:37:16 床呂沙紀(京セラ)
6位/2:37:36 加藤岬(九電工)
7位/2:40:32 猪原千佳(肥後銀行)
8位/2:43:17 九嶋映莉子(ノーリツ)
9位/2:43:26 山口遥(AC・KITA)
10位/2:43:38 渡邊裕子(エディオン)
名古屋ウィメンズマラソン2018
2018年3月11日(日)実施
名古屋ウィメンズマラソンのMGC出場条件
2:28:00以内(1~3位)
2:27:00以内(4~6位)
関根花観選手、岩出玲亜選手、野上恵子選手の3名がMGCの出場権を獲得。
【名古屋ウィメンズマラソン2018結果】
※優勝者と日本選手上位10名の結果を掲載
※順位は大会順位
1位/2:21:45 M.アセファ(エチオピア)
3位/2:23:07 関根花観(JP日本郵政G)
4位/2:26:28 岩出玲亜(ドーム)
5位/2:26:33 野上恵子(十八銀行)
6位/2:27:40 田中華絵(資生堂)
8位/2:27:44 小原怜(天満屋)
9位/2:28:58 清田真央(スズキ浜松AC)
10位/2:29:22 加藤岬(九電工)
11位/2:29:49 土井友里永(富士通)
12位/2:30:07 沼田未知(豊田自動織機)
13位/2:30:43 井上彩花(大塚製薬)
第37回大阪国際女子マラソン
2018年1月28日(日)実施
大阪国際女子マラソンのMGC出場条件
2:28:00以内(1~3位)
2:27:00以内(4~6位)
松田瑞生選手と安藤友香選手がMGCの出場権を獲得。
【第37回大阪国際女子マラソン結果】
※日本選手上位10名の結果を掲載
※順位は大会順位
1位/2:22:44 松田瑞生(ダイハツ)
2位/2:23:48 前田穂南(天満屋)
3位/2:27:37 安藤友香(スズキ浜松AC)
5位/2:29:53 吉田香織(TEAM R×L)
6位/2:30:03 小﨑まり (ノーリツ)
8位/2:33:10 水口瞳(大阪学院大学)
9位/2:33:58 古瀬麻美(京セラ )
10位/2:36:18 池満綾乃(鹿児島銀行 )
11位/2:36:52 野村沙世(ユニクロ)
14位/2:38:50 下山かなえ(ノーリツ)
第3回さいたま国際マラソン
2017年11月12日(日)実施
さいたま国際マラソンのMGC出場条件
2:29:00以内(1~3位)
2:28:00以内(4~6位)
【第3回さいたま国際マラソン結果】
※優勝選手と日本選手上位5名の結果を掲載
※順位は大会順位
1位/2:28:39 チェイエチ・ダニエル(ケニア)
5位/2:31:10 岩出玲亜(ドーム)
9位/2:41:27 内山真由美(ニトリ)
10位/2:43:50 下村紫織(コモディイイダ)
12位/2:46:50 吉田香織(TEAM R×L)
13位/2:51:37 小川夕希(ラフィネグループ)
北海道マラソン2017
2017年8月27日(日)実施
2:32:00以内(1位)
2:30:00以内(2~6位)
前田穂南選手がMGCの出場権を獲得。
【北海道マラソン2017結果】
1位/2:28:48 前田穂南(天満屋)
2位/2:30:11 野上恵子(十八銀行)
3位/2:32:16 田中華絵(第一生命グループ)
4位/2:34:04 水口侑子(デンソー)
5位/2:34:45 田中花歩(第一生命グループ)
6位/2:36:28 土井友里永(富士通)
7位/2:37:15 大貫真実(シスメックス)
8位/2:38:47 猪原千佳(肥後銀行)
9位/2:41:15 永岡真衣(シスメックス)
10位/2:42:31 新井沙紀枝(肥後銀行)