2019年7月12日(金)から始まる第18回世界水泳選手権(世界水泳2019)。気になる競泳競技は7月21日から女子200m個人メドレーの予選を皮切りに、全42種目が行われます。
メダルが期待される個人メドレーは、瀬戸大也選手と大橋悠依選手が出場。前回の世界水泳では両選手ともにメダルを獲得。今回は東京五輪に弾みをつけるためにも、金メダルを獲ってほしいです。
それに日本水泳連盟は世界水泳にて金メダルを獲れば、東京五輪の代表とする方針を打ち出しています。瀬戸選手はその可能性が高く、代表内定となるのかにも注目です。
ここでは、世界水泳2019・競泳の個人メドレー(男子/女子)のレース日程や大会結果などをご紹介します。
※韓国と日本の時差はありませんので、日時は全て日本時間となります。
※世界記録・日本記録は2019年4月21日現在のものです。
※参考までに世界水泳の代表選考会となった2019年4月開催の『第95回日本選手権水泳競技大会』の背泳ぎ競技結果も合わせてご紹介しています。
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もくじ
世界水泳2019個人メドレー/日本代表選手
【200m個人メドレー】
男子/瀬戸大也(ANA)
女子/大橋悠依(イトマン東進)
・・・大本里佳(イトマン)
【400m個人メドレー】
男子/瀬戸大也(ANA)
女子/大橋悠依(イトマン東進)
(参考)
瀬戸大也選手の2017年世界水泳結果
男子200m個人メドレー/決勝5位(1:56.97)
男子400m個人メドレー/銅メダル(4:09.14)
大橋悠依選手の2017年世界水泳結果
女子200m個人メドレー/銀メダル(2:07.91)
女子400m個人メドレー/決勝4位(4:34.50)
▼世界水泳2019(競泳)各種目の結果
自由形 背泳ぎ 平泳ぎ
世界水泳2019/個人メドレー結果
ここでは世界水泳2019・競泳の個人メドレー各種目の結果をご紹介します。
200m個人メドレー
男子200m個人メドレー
<日程>
予 選/7月24日(水)10:00 ~ 13:00
準決勝/7月24日(水)20:00 ~ 22:40
決 勝/7月25日(木)20:00 ~ 22:30
世界記録/1:54.00(R.ロクテ 2011年)
日本記録/1:55.07(萩野公介 2016年)
予選
瀬戸大也/1:57.90(全体2位)
決勝
決勝 | 選手名 | 国 | 準決勝 | ||
順 | タイム | 順 | タイム | ||
1 | 1:56.14 | 瀬戸大也 | JPN | 3 | 1:57.10 |
2 | 1:56.56 | J.デプランシュ | SUI | 1 | 1:56.73 |
3 | 1:56.78 | C.カリシュ | USA | 4 | 1:57.34 |
4 | 1:56.86 | F.ハインツ | GER | 2 | 1:56.95 |
5 | 1:56.91 | D.スコット | GBR | 6 | 1:57.83 |
6 | 1:56.97 | オウ ジュン | CHN | 8 | 1:57.98 |
7 | 1:57.32 | M.ラーキン | AUS | 5 | 1:57.45 |
8 | 1:57.66 | A.ディバイン | USA | 7 | 1:57.91 |
瀬戸大也選手が大幅に自己ベストを更新し、見事金メダルを獲得!!日本史上初の歴史的快挙を成し遂げました。
しかも、東京五輪の競泳日本代表内定第1号となりました。
おめでとうございます^^
女子200m個人メドレー
<日程>
予 選/7月21日(日)10:00 ~ 13:45
準決勝/7月21日(日)20:00 ~ 22:15
決 勝/7月22日(月)20:00 ~ 22:00
世界記録/2:06.12(K.ホッスー 2015年)
日本記録/2:07.91(大橋悠依 2017年)
予選
大本里佳/2:10.50(全体5位)
大橋悠依/2:11.09(全体9位)
決勝
決勝 | 選手名 | 国 | 準決勝 | ||
順 | タイム | 順 | タイム | ||
1 | 2:07.53 | K.ホッスー | HUN | 1 | 2:07.17 |
2 | 2:08.60 | ヨウ シブン | CHN | 4 | 2:09.58 |
3 | 2:08.70 | S.ピックレム | CAN | 2 | 2:08.83 |
4 | 2:08.91 | M.マルガリス | USA | 3 | 2:09.14 |
5 | 2:09.32 | 大本里佳 | JPN | 5 | 2:09.68 |
6 | 2:10.12 | キム・ソヨン | KOR | 7 | 2:10.21 |
7 | 2:10.43 | S.オコーナー | GBR | 8 | 2:10.49 |
- | 失格 | 大橋悠依 | JPN | 6 | 2:10.04 |
世界記録保持者のカティンカ・ホッスー選手が2位以下を大きく突き放し優勝。女子で史上初の同一種目4連覇を達成しました。
初出場の大本里佳選手は最初のバタフライでトップに立つなどしてトップ争いに絡みますが、後半伸びず5位でした。
また、大橋悠依選手は序盤から後れを取ってしまい、粘りの泳ぎを見せるもタイムなしの失格となりました。失格の理由は、背泳ぎから平泳ぎのターンをした際、制限距離内でキック2回をしたことが違反になったそうです。
前大会銀メダルの大橋選手は2大会連続のメダル獲得とはなりませんでした。
400m個人メドレー
男子400m個人メドレー
<日程>
予 選/7月28日(日)10:00 ~ 12:30
決 勝/7月28日(日)20:00 ~ 22:40
世界記録/4:03.84(M.フェルプス 2008年)
日本記録/4:06.05(萩野公介 2016年)
決勝
決勝 | 選手名 | 国 | 予選 | ||
順 | タイム | 順 | タイム | ||
1 | 4:08.95 | 瀬戸大也 | JPN | 1 | 4:12.27 |
2 | 4:09.22 | J.リザーランド | USA | 3 | 4:13.78 |
3 | 4:12.07 | L.クレアバート | NZL | 5 | 4:14.56 |
4 | 4:13.30 | J.ポンス | ESP | 7 | 4:15.14 |
5 | 4:13.83 | P.ベルネク | HUN | 8 | 4:15.24 |
6 | 4:14.10 | M.セムベレフ | AZE | 6 | 4:14.62 |
7 | 4:14.75 | M.リッチフィールド | GBR | 4 | 4:14.35 |
8 | 4:17.06 | A.クニッピン | NED | 2 | 4:13.46 |
瀬戸大也選手がレース序盤から他選手に差をつけリードを広げます。最終泳法の自由形に代わった時点で2位のリザーランド選手との差は3.34秒差。
瀬戸選手、余裕の優勝かに思われましたが、リザーランド選手が瀬戸選手との差をどんどん縮め、最後は0.27秒差という結果でした。
かなりヒヤヒヤしましたが、瀬戸選手は今大会2冠を達成。男子400m個人メドレーでも東京五輪内定を決めました。

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女子400m個人メドレー
<日程>
予 選/7月28日(日)10:00 ~ 12:30
決 勝/7月28日(日)20:00 ~ 22:40
世界記録/4:26.36(K.ホッスー 2016年)
日本記録/4:30.82(大橋悠依 2018年)
決勝
決勝 | 選手名 | 国 | 予選 | ||
順 | タイム | 順 | タイム | ||
1 | 4:30.39 | K.ホッスー | HUN | 1 | 4:35.40 |
2 | 4:32.07 | ヨウ シブン | CHN | 3 | 4:37.66 |
3 | 4:32.33 | 大橋悠依 | JPN | 2 | 4:37.23 |
4 | 4:36.72 | S.ピックレム | CAN | 7 | 4:38.59 |
5 | 4:37.42 | E.オーバーホルト | CAN | 4 | 4:37.90 |
6 | 4:38.34 | A.マヒュー | USA | 5 | 4:38.32 |
7 | 4:39.15 | Z.ヤカボシュ | HUN | 8 | 4:38.93 |
8 | 4:39.68 | F.ルザフ | FRA | 6 | 4:38.40 |
女子200m個人メドレーで悔しい思いをした大橋悠依選手は、カティンカ・ホッスー選手に続く2番手でレースを進めます。
最終泳法の自由形ではフィニッシュまで残りわずかなところでヨウシブン選手に逆転されましたが、見事2大会連続のメダルを獲得。
大橋選手がメダルを獲ってくれて何よりです^^
なお、金メダルを獲得したホッスー選手は、個人メドレー4大会連続の2冠を達成しました。
【参考】日本選手権2019 個人メドレー結果
ここでは、参考までに世界水泳の代表選考会となった2019年4月開催の『第95回日本選手権水泳競技大会』背泳ぎの結果をご紹介します。
日本選手権2019 個人メドレー優勝者まとめ
【200m個人メドレー】
男子:瀬戸大也(ANA)
女子:大橋悠依(イトマン東進)
【400m個人メドレー】
男子:瀬戸大也(ANA)
女子:大橋悠依(イトマン東進)
世界水泳2019 個人メドレー内定者
【男子200m個人メドレー】
瀬戸大也(ANA)
【女子200m個人メドレー】
大橋悠依(イトマン東進)
大本里佳(イトマン)
【男子400m個人メドレー】
瀬戸大也(ANA)
【女子400m個人メドレー】
大橋悠依(イトマン東進)
※日本選手権2019での内定者は、男子7人、女子3人。個人種目は延べ13人、リレーは延べ11人となります。
水泳日本選手権2019 個人メドレー各種結果
200m個人メドレー
ここでは、水泳日本選手権2019の男子・女子の200m個人メドレーの日程と結果をご紹介します。
男子200m個人メドレー
【日本記録】
1分55秒07(萩野公介/2016年4月日本選手権)
【国際大会派遣標準記録】
1分57秒98
男子200m個人メドレー・決勝結果
1位/1:56.69 瀬戸大也(ANA)
2位/1:58.66 溝畑樹蘭(コナミスポーツ)
3位/1:59.26 竹内智哉(早稲田大学)
4位/1:59.36 藤森丈晴(ミキハウス)
5位/2:00.21 井狩裕貴(イトマン近大)
6位/2:02.02 内山拓海(日本体育大学)
7位/2:02.32 山田泰也(JFE京浜)
8位/2:02.46 大武誠之(中央大学)
瀬戸大也選手がレース序盤から積極的に飛ばし、自己ベストを更新する泳ぎで優勝。派遣記録も突破し、バタフライに続き2つ目の世界水泳内定をものにしました。
女子200m個人メドレー
【日本記録】
2分07秒91(大橋悠依/2017年7月回世界選手権)
【国際大会派遣標準記録】
2分10秒97
女子200m個人メドレー・決勝結果
1位/2:09.27 大橋悠依(イトマン東進)
2位/2:09.91 大本里佳(イトマン)
3位/2:10.61 今井月(コカ・コーラ)
4位/2:11.58 寺村美穂(セントラルスポーツ)
5位/2:13.30 清水咲子(ミキハウス)
6位/2:14.44 横田早桜(筑波大学)
7位/2:15.41 石坂夏鈴(神奈川大学)
8位/2:15.49 小嶋美紅(イトマン)
注目の女子200m個人メドレーは、3選手が派遣記録を突破するハイレベルなレースとなりました。
日本選手権3連覇を達成した大橋悠依選手は「平凡なタイムでの優勝」と言いつつも、さすがと言える強さで世界水泳の内定を獲得。
2位の大本里佳選手は自己ベストを更新。初めての世界水泳の内定を得て、久しぶりの日本代表復帰となりました。
また、派遣記録を突破しつつも、3位となった今井月選手はあと一歩のところでした。
400m個人メドレー
ここでは、水泳日本選手権2019の男子・女子の400m個人メドレーの日程と結果をご紹介します。
男子400m個人メドレー
【日本記録】
4分06秒05(萩野公介/2016年8月リオ五輪)
【国際大会派遣標準記録】
4分13秒09
男子400m個人メドレー・決勝結果
1位/4:09.98 瀬戸大也(ANA)
2位/4:13.54 井狩裕貴(イトマン近大)
3位/4:13.90 藤森丈晴(ミキハウス)
4位/4:15.60 竹内智哉(早稲田大学)
5位/4:18.17 宮本一平(スウィン大宮)
6位/4:19.61 村田翔(東京SC)
7位/4:19.89 小方颯(イトマン港北)
8位/4:22.34 内山拓海(日本体育大学)
注目の男子400m個人メドレーは、瀬戸大也選手が圧倒的な強さを見せ優勝。2017年以来の優勝を果たしました。瀬戸選手はバタフライ、個人メドレー200m、400mの3つで世界水泳の代表内定決めました。
ちなみに、2位の井狩裕貴選手は派遣記録を突破することはできませんでしたが、自己ベストを大幅に更新。井狩選手の今後の成長が楽しみな泳ぎを見せてくれました。
女子400m個人メドレー
【日本記録】
4分30秒82(大橋悠依/2018年4月日本選手権)
【国際大会派遣標準記録】
4分36秒35
女子400m個人メドレー・決勝結果
1位/4:33.02 大橋悠依(イトマン東進)
2位/4:39.37 清水咲子(ミキハウス)
3位/4:42.21 柏崎清花(柏洋・柏)
4位/4:42.49 石井茉宏(セントラル上池袋)
5位/4:43.83 谷川亜華葉(イトマン)
6位/4:46.28 後藤真由子(Jaked)
7位/4:48.49 大塚美優(自衛隊体育学校)
8位/4:54.09 小嶋美紅(イトマン)
3年連続の日本記録を狙った大橋悠依選手は、後続を全く寄せ付けない独走状態を作り上げ3連覇を達成。自身の持つ日本記録には2秒20及ばずでしたが、派遣記録を大幅に切るタイムを出しました。
大橋選手は個人メドレー200mと合わせて、3年連続の2冠を達成しました。