昔から春先は引っ越しシーズンで、希望の日程で引っ越しができなかったり、通常より料金が高くなってしまったり…ということは多々ありました。
しかし近頃では、引っ越しシーズンの人手不足が深刻化しており、「日程が合わせづらい」「料金が高い」という話よりも、とにかく人手不足で引っ越しの依頼すらできなくなってきています。
とはいえ、4月の入学や就職などは変えることができないし、早目の引っ越しとを…といっても、例えば大学受験の合格が判明するのは2月、遅ければ3月という場合も。
急いで物件探し→引っ越しというスケジュールになるわけですから、どうしたって差し迫った状況で対応できるはずもありません。
では、いったいどうしたらいいのか。引っ越し難民の現状(引越混雑予想カレンダー)と、考えられる対策をいくつかご紹介してみます。
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引っ越し難民の現状
ここ数年、春の転居シーズンに引っ越し業者が見つからない「引っ越し難民」が、テレビの情報番組やニュースなどで大々的に取り上げられるようになりました。
引っ越し業界を取り巻く現状も厳しく、なかなかドライバー不足解消の見込みも立たないようです。
そのため業界では3~4月の繁忙期の引っ越しを避けるよう呼びかけていますが、入学や就職、転勤などがどうしても集中してしまうため、解決どころか緩和すら難しい状況です。
なお、国土交通省はこのような状況を受け、引っ越し時期の分散をお願いしています。特に3月においては、通常月と比べて引っ越し件数が約2倍となっています。
そこで国土交通省は利用者に向け、『2020年引越混雑予想カレンダー』を公表。2月以前または5月以降の引っ越しの検討をお願いしています。
※参照元:国土交通省
3月20日(金)から4月5日(日)までの期間が、特に混雑すると予想されています。この期間で引っ越しをするにせよ、やり過ごすにせよどういう対策を取ればいいのか…。
その案を次章でいくつかご紹介します。
引っ越しシーズンの対策は?
新しく住む場所は決めたのに引っ越し業者が見つからない。
入学式や入社式が迫っているのにどうしたらいいのか…。記念すべき日に、その場に自分がいないのは寂しいですよね。
ここでは、考えられる5つの方法を提案します。
①ウィークリーマンション
ウィークリーマンションなら身ひとつで現地に行き、繁忙期をやり過ごすことができます。最近ではキッチン付きのウィークリーマンションも増えているので、自炊で必要経費を浮かすという方法もあります。
下記のリンク先から全国のウィークリーマンションを検索することができます。
ちなみに、ウィークリーマンションの利用料は、地域によって差があります。東京が一番高く、次いで神奈川、大阪、名古屋と続くそうです。
参考として、「1K」の部屋を借りた場合、1日の平均的な相場は、東京エリアが4,500円前後で、名古屋エリアは3,500円前後と言われています。
②ホテルorカプセルホテル
資金に余裕があるならばホテル暮らしというのもあり。探検するつもりで場所を変えながら転々と暮らすのもいいかも。
なお、最近はカプセルホテルも充実してるので、こちらも悪くないかも。ただし、防犯面は要チェック。
なお、転々とするホテル暮らしが楽しくて、このままアドレスホッパーみたいにならないよう注意。
下記の各リンク先から全国のホテル・カプセルホテルを検索することができます。
③クロネコヤマト
クロネコヤマトでは、単身者向けの引っ越しサービスを提供しています。大きな荷物や物量が少ない人向けで専用ボックスでの輸送となります。
専用ボックスのサイズは『幅104cm×奥行104cm×高さ170cm』で、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどを入れるとあとは布団と衣装ケースぐらいが入る感じです。
ボックス単位での依頼ができるので、荷物が乗り切らない場合は追加すればいいです。
ちなみに、私は初めて上京する時、このクロネコヤマトの単身者向けのサービスを利用しました。(照明器具を積み込むのを忘れて、引っ越した当日、慌ててヨドバシカメラに走りましたが…)
クロネコさんは手際もよく、サクッと荷物を運び込んでくれました。冷蔵庫・洗濯機・布団などがすでに揃っているので、すぐに生活を始めることができ、足りないものはあとで取り揃えることができます。
詳しくは下記リンクより
ヤマトホームコンビニエンス(公式)
④宅配便を利用する
住む場所が決まっているならば、体ひとつで引っ越し、着るものや雑多品などは宅配便で送って終了。
生活に必要な大型の家具や家電製品については現地調達するか、引っ越しのピークを過ぎてから送ってもいいかも。
⑤身内・友達に助けてもらう
可能なら身内や友人に車で運んでもらうのがベスト。謝礼を払っても引っ越し代より安上がりだし、引っ越し予定日の融通もきくというメリットがあります。
ただデメリットとしては、冷蔵庫や食器棚など大きなものを運ぶのが大変。とはいえ、一人暮らしの場合、そこまで大きなものはないはずなので、複数人で頑張れば何とかなるはず。
私も2回目の引っ越しの時、友達と2人で何とかしました(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
引っ越し業界の人手不足について、なかなか解消される見通しは立っていないのが現状。それを踏まえつつ、どうにかスムーズに引っ越しを済ませたいところですね。
時と場合により引っ越し方法も異なるので、この方法で引っ越しをすれば良いとは言い切れませんが、先に紹介した方法のどれかが参考になれば幸いです。