家に見知らぬ人が訪ねてくると、宅配便以外はだいたい新聞屋や訪問販売だったりします。新聞屋は買わないとはっきり断っているので、サクッと引き下がってくれますがうっとうしいのが訪問販売。
昔に比べ、訪問販売も過激さはなくなったと言われていますが、とにかく話を聞いてくれと食い下がれるのにはうんざりします。下手な対応すると何をされるのかわからないので、無下にできないところが悩みどころ。
さて、そんな訪問販売に関連して、2018年7月10日号の「週刊女性」で、“玄関マーキング(ドア・マーキング)”についてのトピックが紹介されました。
玄関マーキングとは、住人が知らないうちに玄関周りに書き込まれる落書きのことで、時には、小さなシールを張り付けられたりすることもあるそうです。
何者かが行う不気味な玄関マーキング。そのマーキング情報を空き巣や犯罪集団が、手に入れている可能性があり問題視されています。
ここでは、その不気味な玄関マーキングのマークや意味、推奨される対策・注意事項をご紹介します。
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玄関マーキングとは?
玄関マーキングはドア・マーキングとも呼ばれ、住人の知らぬ間に玄関周りに書き込まれる落書きのことをいいます。書き込み内容は、「M」「F」といった英語から、「学」「20」「×」「20SW_9・21」といった意味のわからない文字、数字、記号だったりします。
この記号はいつどこで誰が書き込み始めたのかなどは不明で、インターネットが広く普及しはじめた2002年ごろから存在が認知されるようになったと言われています。
当時、訪問販売業者や、新聞勧誘員が自分だけにわかる目印として書いていると推測されました。また、怪しいタイプの押し売り系訪問販売業者は、同業者とグルになって細かいマーキングをしていたとされ、悪質訪問販売に対する注意喚起もなされました。
なお、マーキングされる場所として、
・玄関ドア
・表札
・インターホン
・電気メーター
・ガスメーター
・郵便受け
などに書かれることがあるそうです。
訪問販売が来たことがあるような住居は、マーキングがされていないか定期的なチェックが必要かもしれませんね。
次章ではALSOKが情報提供する玄関マーキングのマークや意味をご紹介します。
マーキングのリスト一覧
ここでは、セキュリティーサービス会社ALSOK(綜合警備保障)のホームページのコラムで紹介されている玄関マーキング(※ALSOKでは『ドア・マーキング』と明記)のマークと意味をご紹介します。
なお、マーキングの意味はあくまで推測であり、書き込んだ本人にしか真意はわからないとのことです。
<玄関マーキング リスト>
居住者の属性と年齢
マーク | 意味 |
M | 男性 |
W | 女性 |
F | ファミリー(家族住まい) |
S | シングル(一人暮らし) |
学 | 学生 |
赤 | 赤ちゃんがいる |
SS | 土曜と日曜休み |
20 | 20代 |
営業情報
マーク | 意味 |
K | 買った |
B | ブラックリスト |
○ | 話を聞いてくれる |
△ | あともうひと押し |
× | 断られた |
×× | また断られた |
ケ | ケンカになった |
☆ | 押せば買う |
金色シール | お金持ち |
個人情報
マーク:w8-20(ル)
意味 :平日(ウィークデイ)の8時から20時までは留守
マーク:20SW_9・21
意味 :20代独身女性、9時出勤、21時帰宅
参考:ALSOK
このリストを見た直後、すぐに自宅の玄関周り、郵便ポストをチェックしに行きました。それらしきマーキングは無く安心しましたが、もし不気味なマーキングを見つけてしまったらどうすればいいのか…。
次章では、玄関マーキングを見つけた時の推奨される対策・注意事項についてご紹介します。
推奨される対策・注意事項は?
玄関マーキング対策
犯罪の温床になりかねない玄関マーキング。空き巣や押し売り訪問販売の標的になりたくないですよね。そもそも、人の家に落書きすること自体、不法行為です。
ただ、防犯カメラがあるならまだしも、無い場合は悪党に隙を与えないという対策が必要になります。
まず、怪しいマーキングがないか上記でも紹介した場所をチェック。
・玄関ドア
・表札
・インターホン
・電気メーター
・ガスメーター
・郵便受け
もし、何らかの怪しい数字・記号などを見つけた場合、必ず消すようにしましょう。油性ペンなら「除光液」で、シールなら「シール剥がし」などを使用し綺麗にしましょう。
また、賃貸など新しく引っ越ししたところでも、以前の住人の個人情報が残っている場合があるので、マーキングチェックと怪しいものは全て消してください。
できたら消す前に玄関マーキングを撮影しておくこともおすすめします。というのも、後日、証拠として役立つかもしれないし、実は必要な数字だったりする場合も無きにしも非ずなので。
最後に、自ら玄関マーキングのような情報を晒さないための注意事項をご紹介します。
注意事項
ちょっとしたことでも犯罪者に家の情報を与えてしまうことがあります。空き巣などの犯罪者はその情報を得るため住宅街をウロウロしているんだとか。
例えば、居住者が家にいない時間を探ったり、干されている洗濯物で家族構成や年代などの情報を得たりと、その情報をもとに犯罪を行うそうです。
また、家族の名前を出している表札から、子どもが不審者から名前で声をかけられる危険性などもあります。
これらの犯罪を防ぐためには、なるべく個人情報を晒さない心がけが必要なのです。しかし、意図せずいつの間にか個人情報を晒してしまう場合も…。
それは『SNSで個人情報を発信する』ことです。高級店での食事の様子や、海外旅行に行きましたなどと投稿すれば、お金を持っていると推測され、犯罪者に目を付けられます。
また、リアルタイムで今どこにいるといった情報や、部屋の内部や間取りなどについても他人に晒すことは避けた方がいいと言われています。
とにかくSNSを利用するにあたって、手の内をなるべく見せないことが犯罪に巻き込まれない第一歩となのです。
ちなみに、私はカメラ付きのノートパソコンを使用しているのですが、何となく見られている感があって、カメラ部分に付箋貼っています。
「それはやりすぎ」と言われるかもしれませんが、ビビりなんでやっちゃってます(笑)
●まとめ
いかがでしたか?
再度言いますが、表札まわりや郵便受け、インターホンの横、ガスメーター、水道メーターなどが収納されいるボックスなどに意味不明な数字や記号がないのか確認してみてください。
もし、見つけてしまった場合は犯罪に巻き込まれないため、マーキングを消すか、あるいは最寄りの交番に相談するなどの対策をお願いします。