ゆうパック料金改定!!ヤマト運輸と佐川急便大手3社の新料金を比較!!

昨今、ネット通販の最盛期とともに、人手不足による物流危機で、宅配便の値上げが相次いでいます。

2017年10月にヤマト運輸の宅急便が、同年11月に佐川急便の飛脚宅急便がそれぞれ値上げを実施。そして、2018年3月から日本郵便のゆうパックの値上げも発表されています。

荷物を送るのにコスト増は避けらない状況となりました。とはいっても、各社の割引制度などを利用して、少しでもコストを下げたいところですよね。

ここでは、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の大手3社の値上げ後の新料金比較と、各社の割引制度をなどをご紹介します。

※2018年1月時点の情報です。

 

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宅配便!!大手3社の新料金比較

大手3社の宅配便の新料金が出揃いましたので、東京-大阪間での宅配料金をサイズ毎に比較してみると以下のようになります。

なお、ヤマト運輸と佐川急便は160サイズまでのため、日本郵便の170サイズのみとなります。

※ゆうパックの料金は、2017年10月25日のプレスリリースを元に作成

各社、東京-大阪間の新料金の比較は図のようになり、80サイズ以内の荷物であれば佐川急便が、100サイズ以上の荷物は日本郵便が最安値になります。

ただ、荷物の重さによっては、日本郵便がどのサイズでも25kgまで送れるという利点があります。なので、80サイズ以下は重さによって、日本郵便と佐川急便を賢く使い分けたいところですね。

 

さて、全体的に見てみると、ゆうパックがほぼ最安値となり、よく荷物を送る人はゆうパックがお得になりそうです。

ただし、住環境による利便性や各社の割引制度などを踏まえて考えると、一概にゆうパックだけで良いとは言い切れないのが悩みどころです。

とはいっても、宅配便のみならず、今後物の値上げが予定されているので、コスト削減ができるところでしておきたいものです。

次の章では、大手3社の割引制度をまとめたものをご紹介します。

 

<補足>

宅配便のサイズについて

サイズは各辺の合計となります

▼60サイズでの例
(a)+(b)+(c)=60cm以内

 

 

各社お得な割引制度について

宅配便の値上げが相次ぎましたが、その分「割引制度」の拡充に力を注ぐ事業者も。

2017年10月に料金を改定したヤマト運輸は、直営店持ち込みで最大200円の割引制度を導入しました。

また、ヤマト運輸の独自の電子マネーで支払いを行うと、「クロネコメンバー割」が適用され、10%割引を受けることができます。ただし、この電子マネーは1回のチャージは5000円以上。

 

一方、日本郵便は2018年3月の料金改定に合わせて、「Web決済型ゆうパック」を導入予定。

「Web決済型ゆうパック」のサービス内容は、クレジットカード等による事前の決済と発送ラベルを貼付けをしたうえで、郵便局やコンビニ持ち込めば、180円引きが適用されます。これは通常の持ち込み割引よりも、さらに60円安くなる割引制度です。

なお、佐川急便の飛脚宅配便は、直営店や取次店に持ち込んだ時の100円引きしかありません。しかし、料金改定時に60サイズと80サイズの値段を据え置いたという点にスポットを当てると、値上げが続く物流業界を考えると割引に匹敵すると考えても差し支えなさそうです。

 

なお、上記のものと従来の割引制度をまとめると…

▼ゆうパック(日本郵便)

<発送>
・コンビニ、郵便局への持ち込み
持込割引:120円引き

・同一あて先への発送(一年以内)
同一あて先割引:60円引き

・ウェブで決済して持込(2018年3月より)
Web決済型割引:180円引き

 

▼宅急便(ヤマト運輸)

<発送>

※クロネコメンバー割を適用するには、クロネコメンバーズ(年会費無料)への入会とヤマト運輸で使える電子マネーに一定額チャージ(5000円以上)する必要があります。

 

<受取>
・宅急便センター受取サービス
あて先を直営店に指定し、荷物を受け取りに行くと54円の割引が適用されます

 

▼飛脚宅配便(佐川急便)

<発送>
・取扱店に持ち込み
持込割引:100円引き

 

●まとめ

いかがでしたでしょうか?

まとめてみると、日本郵便のゆうパックがおおむね最安値となりそうです。また、割引制度に関しても、日本郵便が使いやすい点で他より一歩お得な感じですね。

ただ、住環境や宅配便の利用頻度にもよるので、自分にあったお得な割引方法を見つけてみてください。