2019年9月14日からカザフスタンの首都ヌルスルタンで開催されるレスリング世界選手権。全30種目で世界一が争われます。
男子グレコローマン60kg級では、2017年大会で日本男子34年ぶりの世界王者に輝いた文田健一郎選手が2大会ぶりに世界選手権に出場。文田選手のメダル獲得と東京五輪日本代表の内定に期待です。
ここでは、レスリング世界選手権2019の男子グレコローマンの日本代表選手一覧や競技日程、各階級の試合結果をまとめたものをご紹介します。
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もくじ
レスリング世界選手権/関連リンク
▼各種目結果 | |
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男子グレコローマン | |
▼東京五輪について | |
東京五輪日本代表内定基準 | |
▼2018年アジア大会結果 | |
日本代表選手/結果まとめ |
世界選手権実施階級と決勝日程
ここでは、2019年レスリング世界選手権の実施階級と決勝戦の全日程をまとめてご紹介します。
※太字の階級は、2020年東京五輪で行われる種目です。
男子グレコローマン/日本代表
2019年レスリング世界選手権・男子グレコローマンの日本代表選手をご紹介します。動画は日本レスリング協会による男子グレコローマン日本代表選手の紹介です。
▼55kg級/小川翔太(日体大)
▼60kg級/文田健一郎(ミキハウス)
▼63kg級/太田忍(ALSOK)
▼67kg級/高橋昭五(警視庁)
▼72kg級/井上智裕(FUJIOH)
▼77kg級/屋比久翔平(ALSOK)
▼82kg級/岡嶋勇也(警視庁)
▼87kg級/角雅人(自衛隊)
▼97kg級/奈良勇太(警視庁)
▼130kg級/園田新(ALSOK)
男子グレコローマン/結果
ここでは、2019年レスリング世界選手権の男子グレコローマンの結果をご紹介します。
※日本代表選手の年齢は、世界選手権開幕時の年齢です。
男子グレコ55kg級
<男子グレコ55kg級日本代表選手>
小川翔太
年齢/20歳 身長/163cm
出身地/大阪府 出身校/霞ヶ浦高校
所属/日本体育大学
【U23世界選手権】
’18/5位
<日程>
9月14日(土)/1回戦~準決勝
9月15日(日)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ55kg級結果>
小川翔太選手の結果
1回戦 /VPO1[7-3] N.HAKHOYAN(ARM)
2回戦 /VSU[8-0] Hyeokjin JEON(KOR)
準々決勝/VPO1[4-2] I.BAKHROMOV(UZB)
準決勝 /VSU[0-8] N.TSURTSUMIA(GEO)
3位決定/VSU1[11-2] Liguo CAO
男子グレコローマン55kg級は、小川翔太選手が3位決定戦で中国選手にテクニカルフォール勝ちし、銅メダルを獲得しました。
男子グレコ60kg級(五輪種目)
<男子グレコ60kg級日本代表選手>
文田健一郎
年齢/23歳 身長/167cm
出身地/山梨県 出身校/日本体育大学
所属/ミキハウス
【世界選手権】
’17/優勝
※2018年U-23世界選手権/優勝
<日程>
9月16日(月)/1回戦~準決勝
9月17日(火)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ60kg級結果>
2回戦/VPO1[3-1] MONTANO ARROYO(ECU)
3回戦/VSU1[9-1] E.タスムラドフ(UZB)
準々決勝/VPO1[12-5] V.キオバヌ(MDA)
準決勝/VSU1[10-1]A.ネジャチ(IRI)
決 勝/VPO1[10-5] S.エメリン(RUS)
2017年世界選手権王者の文田健一郎選手は、2回戦でリオ五輪銅メダリストのエルムラト・タスムラドフ選手にテクニカルフォール勝ちをすると、準々決勝で前回大会2位のビクトル・キオバヌ選手を判定で下します。
続く、準決勝ではアリレザ・ネジャチ選手にテクニカルフォール勝ちし、見事決勝に進出。この結果により銀メダル以上が確定し、日本協会の選考基準を満たしてレスリング日本勢第1号の東京五輪代表に決まりました。そして、翌日の決勝では前回大会の覇者セルゲイ・エンメリ選手を判定で下し優勝。文田選手は2017年大会59kg級以来2年ぶりの世界王者となりました。グレコローマンの日本勢で2度目の優勝を果たすのは初めて。
なお、グレコローマン日本勢が、第一次予選にあたる世界選手権で出場枠を確保したのは、2008年北京五輪を控えた2007年以来となります。
男子グレコ63kg級
<男子グレコ63kg級日本代表選手>
太田忍
年齢/25歳 身長/165cm
出身地/青森県 出身校/日本体育大学
所属/ALSOK
※太田選手はリオ五輪(GR59kg級)の銀メダリストです。
【世界選手権】
’18/9位
<日程>
9月14日(土)/1回戦~準決勝
9月15日(日)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ63kg級結果>
太田忍選手の結果
2回戦 /VSU1[10-2] M.NEHODA(BLR)
準々決勝/VSU1[12-4] T.SHARSHENBEKOV(KGZ)
準決勝 /VSU1[10-1] A.KEBISPAYEV(KAZ)
決 勝 /VPO1[10-4] S.マリャニャン(RUS)
五輪非種目の男子グレコローマン63kg級で、リオ五輪銀メダリストの太田忍選手が前回大会王者のステパン・マリャニャン選手を判定で下し、自身初めての世界一となりました。
なお、太田選手が世界王者になった翌日、太田選手の本来の階級で五輪種目の60kg級で文田選手が五輪日本代表の内定を決めました。文田選手の結果により、太田選手は67kg級で五輪日本代表を目指す意向を表明しました。
男子グレコ67kg級(五輪種目)
<男子グレコ67kg級日本代表選手>
高橋昭五
年齢/24歳 身長/165cm
出身地/兵庫県 出身校/日本体育大学
所属/警視庁
【世界選手権】
’17/19位
※2017年U-23世界選手権/8位
<日程>
9月15日(日)/1回戦~準決勝
9月16日(月)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ67kg級結果>
2回戦/VPO[5-0] LOPEZ SALCERO(MEX)
3回戦/VSU1[5-13] F.H.BJERREHUUS(DEN)
東京五輪出場枠の獲得が期待された高橋選手は、2回戦でデンマークの選手と対戦。
試合序盤に俵返しで5点差をつけましたが、前半終了間際に1点差に巻き返されると、後半に突き放され敗戦となりました。
男子グレコ72kg級
<男子グレコ72kg級日本代表選手>
井上智裕
年齢/32歳 身長/170cm
出身地/兵庫県 出身校/日本体育大学
所属/富士工業
【世界選手権】
’18/12位
※2018年U-23世界選手権/優勝
<日程>
9月14日(土)/1回戦~準決勝
9月15日(日)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ72kg級結果>
井上智裕選手の結果
2回戦/VPO[0-6] A.MNATSAKANIAN(BUL)
男子グレコ77kg級(五輪種目)
<男子グレコ77kg級日本代表選手>
屋比久翔平
年齢/24歳 身長/173cm
出身地/沖縄県 出身校/日本体育大学
所属/ALSOK
【世界選手権】
’18/13位、’17/16位
※2017年U-23世界選手権/11位
<日程>
9月16日(月)/1回戦~準決勝
9月17日(火)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ77kg級結果>
2回戦/VPO1[2-4] K.CHALYAN(ARM)
男子グレコ82kg級
<男子グレコ82kg級日本代表選手>
岡嶋勇也
年齢/25歳 身長/178cm
出身地/滋賀県 出身校/拓殖大学
所属/警視庁
【世界選手権】初出場
<日程>
9月14日(土)/1回戦~準決勝
9月15日(日)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ82kg級結果>
岡島勇也選手の結果
1回戦/VPO[0-4] M.YEREZHEPOV(KAZ)
男子グレコ87kg級(五輪種目)
<男子グレコ87kg級日本代表選手>
角雅人
年齢/25歳 身長/180cm
出身地/佐賀県 出身校/鳥栖工業高校
所属/自衛隊体育学校
【世界選手権】
’18/24位、’14/29位
<日程>
9月15日(日)/1回戦~準決勝
9月16日(月)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ87kg級結果>
2回戦/VFA[1-4] D.TSEKERIDIS(GRE)
男子グレコ97kg級(五輪種目)
<男子グレコ97kg級日本代表選手>
奈良勇太
年齢/23歳 身長/185cm
出身地/東京都 出身校/日本体育大学
所属/警視庁
【世界選手権】
’18/17位、’17/26位
【U-23世界選手権】
’18/14位、’17/23位
<日程>
9月15日(日)/1回戦~準決勝
9月16日(月)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ97kg級結果>
2回戦/VFA[7-5] A.BOUDJEMLINE(ALG)
3回戦/VFA[0-5] M.EVLOEV(RUS)
敗者復活/VPO1[4-6] J.TURDIEV(UZB)
男子グレコ130kg級(五輪種目)
<男子グレコ130kg級日本代表選手>
園田新
年齢/25歳 身長/186cm
出身地/滋賀県 出身校/拓殖大学
所属/ALSOK
【世界選手権】
’18/22位、’17/22位、’15/25位、’14/19位
※2017年U-23/5位
<日程>
9月16日(月)/1回戦~準決勝
9月17日(火)/3位決定戦・決勝
<男子グレコ130kg級結果>
1回戦/VPO1[1-3] A.MOHAMED(EGY)