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ディズニーがHulu運営の21世紀フォックスを買収した理由は?

更新日:

2017年12月15日、映画「スターウォーズ/最後のジェダイ」の公開が始まり、世界中のスターウォーズファンは熱狂の渦に包まれています。

そんなスターウォーズ公開前日、こんなニュースが飛び込んできました。それはアメリカの娯楽大手ウォルトディズニー社が、ライバルでもある21世紀フォックスの映画など、主要事業の一部を日本円にしておよそ5兆9000億円で買収すると発表したのです。

アメリカをはじめ世界中で急成長するインターネット動画配信事業に、ウォルトディズニー社も本格参入することとなり、今後さらなる動画配信の競争が激化すると予想されています。

ウォルトディズニー社のように、世界に影響を与える企業が21世紀フォックスの買収のあとにどんな戦略を仕掛けるのか…。

ここでは、ウォルトディズニー社が21世紀フォックスを買収する理由などをご紹介します。

<2018年6月15日追記>
買収提案についてフォックスとウォルトディズニーは2017年末に買収の合意に至りました。しかし、2018年6月13日、米通信・メディア大手のコムキャストがウォルトディズニーを上回る買収額を提示し、買収合戦がはじまる可能性が高まりました。

 

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ディズニーが21世紀フォックスを買収するワケは?

今回、ディズニーが21世紀フォックスの映画事業を、およそ5兆9000億円という巨額を投じ、買収を行うのは何故なんでしょうか?そこにはこんな理由が…。

スターウォーズの映画を制作しているのは「ルーカスフィルム」。そのルーカスフィルムは、2012年ディズニーに約4,500億円で買収され傘下になっています。

スターウォーズシリーズと言えば、全世界で大ヒットを記録しており、2015年公開映画「スターウォーズ/フォースの覚醒」にいたっては、世界興行収入2,000億円以上を稼いでいます。まさに、映画事業はディズニーにとって、ドル箱のひとつになっているとも言えます。

そこで次に目を付けたのが、21世紀フォックス。21世紀フォックスは、歴代興行収入1位の「アバター」や「X-MEN」の大ヒット作を多く世に生み出しています。

大ヒット作を多く持つ21世紀フォックスを買収することにより、映画の世界歴代興行収入トップ10の作品のなかで、ディズニーが元々持っていた作品と合わせると、なんと6作品がディズニーに保有されることとなります。

ちなみに、世界歴代興行収入をもう少し掘り下げてトップ30まで見てみると以下のようなランキングになります。

※20世紀フォックスは21世紀フォックスの傘下
※「Box Office Mojo」調べまとめ
※太字がディズニー保有へ

映画歴代興行収入トップ30

1位/アバター(2009年)
20世紀FOX

 

2位/タイタニック(1997年)
20世紀FOX/パラマウント


3位/スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年)
ルーカスフィルム/ディズニー

 

4位/ジュラシック・ワールド(2015年)
ユニバーサル・ピクチャーズ


5位/アベンジャーズ(2012年)
ディズニー

 

6位/ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年)
ユニバーサル・ピクチャーズ


7位/アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
ディズニー

 

8位/ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年)
ワーナー・ブラザース


9位/アナと雪の女王(2013年)
ディズニー


10位/美女と野獣(2017年)
ディズニー

 

11位/ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年)
ユニバーサル・ピクチャーズ


12位/アイアンマン3(2013年)
ディズニー

 

13位/ミニオンズ(2015年)
ユニバーサル・ピクチャーズ


14位/シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)
ディズニー

 

15位/トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年)
パラマウント映画

 

16位/ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年)
ニュー・ライン・シネマ

 

17位/007 スカイフォール(2012年)
ソニー / コロンビア映画

 

18位/トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年)
パラマウント映画

 

19位/ダークナイト ライジング(2012年)
ワーナー・ブラザース


20位/トイ・ストーリー3(2010年)
ディズニー / ピクサー


21位/パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年)
ディズニー


22位/ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年)
ルーカスフィルム / ディズニー


23位/パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉(2011年)
ディズニー

 

24位/怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年)
ユニバーサル・ピクチャーズ

 

25位/ジュラシック・パーク(1993年)
ユニバーサル映画


26位/ファインディング・ドリー(2016年)
ディズニー / ピクサー


27位/スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年)
ルーカスフィルム / 20世紀FOX


28位/アリス・イン・ワンダーランド(2010年)
ディズニー


29位/ズートピア(2016年)
ディズニー

 

30位/ホビット 思いがけない冒険(2012年)
ワーナー・ブラザース

なんとトップ30のうち16作品がディズニーが権利を持つこととなります。巨万の富を生むコンテンツを保有することとなるディズニーは、独占禁止法などの法律面でのリスクはあるものの、21世紀フォックスの買収は有り余る価値があります。

さて、そもそもディズニーがこの巨額の買収に踏み切った背景に何があったのでしょうか?

それはアメリカでの映画作品の楽しみ方が、既存の映画館の上映やテレビ放送からインターネットを使った動画配信へと大きく変わろうとしているからだそうです。

例えば、世界に1億人以上の会員をもつ「NETFLIX」をはじめ、「アマゾン」「Hulu」などが動画配信の市場を牽引しています。

特に、「NETFLIX」は、すでにアメリカの半数ほどの世帯が加入しており、しかも全世界で毎年25%ぐらい成長している市場なのだそうです。

そこに参入したいディズニーは、買収で最も重要視したのがフォックスが運営している「Hulu」を手に入れることでした。これによりディズニーは21世紀フォックスの良質なコンテンツを提供できることとなります。

今後、ディズニーは幅広い世代に向けた豊富なコンテンツを武器に、2019年にも独自の動画配信事業を開始する予定だそうです。

「ピクサー」「マーベル」「ルーカスフィルム」「21世紀フォックス」をグループ化したディズニーが、今後どんなコンテンツを配信し、動画配信市場の勢力図を塗り替えるのか注目です。

 

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コムキャストとディズニーの買収合戦!?

<2018年6月15日追記>

2018年6月13日、米通信・メディア大手のコムキャストが21世紀フォックスに対して、映画・テレビ事業の大半を650億ドル(約7兆1500億円)で買収する提案をしたと報じられました。この買収額は2017年末に21世紀フォックスとウォルトディズニーが合意した524億ドル(約5兆9000億円)を上回ります。これによりウォルトディズニーとコムキャストの買収合戦が始める可能性が高まりました。

なお、コムキャストは全額現金での買収を提案しており、株式交換での買収を目指していたウォルトディズニーは条件の見直しに迫られるとのことです。しかも、最終的な買収額は最大800億ドル(約8兆8500億円)まで上がるとの見方も出ています。

果たして、このとんでもない金額の買収劇がどうなるのか推移を見守りましょう。

 

日本の動画配信サービスは?

日本でもここ数年、インターネットを使った映画・ドラマの動画配信サービスが、活発化してきました。

海外から来た主な動画配信サービスと言えば、

・アマゾンプライムビデオ
・NETFLIX/ネットフリックス
・Hulu/フールー
・DAZN/ダ・ゾーン

となります。また、国内の主な動画配信サービスは以下のものがあります。

・dTV/ディーティービー
運営:NTTドコモ

・U-NEXT/ユーネクスト
運営:ユーネクスト

・auビデオパス
運営:KDDI

・dアニメストア
運営:ドコモ・アニメストア

・フジテレビオンデマンド(FOD)
運営:フジテレビジョン

・スポナビライブ
運営:ソフトバンク

ご覧のように日本国内で提供される動画配信サービスも数多く存在し、すでに日本国内でのコンテンツの争奪戦も激化の様相を呈しています。

消費者にとってディズニーが動画配信サービスに参入するのは嬉しいことですが、この業界の競争はさらに激しくなるのは間違いないでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まだ、動画配信サービスを利用されていない方も、ディズニーが提供するものなら利用してみようかと思う方が多いのではないでしょうか?

個人的に、ディズニーが傘下におさめている映画会社の映画は好きなものが多く、これらの映画の吹き替え版を多く提供してくれるのなら、すぐ利用したいと考えています。

果たして、どんなサービスをディズニーが提供してくれるのか今から楽しみです。

 

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