2019年9月27日からカタールの首都ドーハで開幕する世界陸上2019。
日本代表のメダルが期待される種目のひとつ、男子4×100mリレー決勝は10月6日、午前4時15分(日本時間)に行われます。
日本代表のリレーメンバーにどの選手が選ばれるのか…。本大会では成長著しいサニブラウン選手をはじめ、桐生祥秀選手や小池祐貴選手、山縣亮太選手らの代表入りが予想されます。前回の銅メダルを上回る成績に期待です。
また、東京五輪新種目のひとつ「男女混合4×400mリレー」で、日本チームが決勝に進出できるのかにも注目です。※2019年5月に行われた『世界リレー』では予選敗退(全体11位)
ここでは、世界陸上2019のリレー種目の、
・日本代表選手(リレーメンバー)
・テレビ放送日程
・大会結果
などと合わせて、参考までに前回の2017年世界陸上のリレー種目の結果をご紹介します。
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もくじ
世界陸上関連リンク
2019年世界陸上の各競技の詳細については以下のリンクよりご覧ください。
▼2019年世界陸上/日程・メダリストまとめ | |
大会日程と日本代表一覧 | |
【男子メダリスト】 | 【女子メダリスト】 |
▼2019年世界陸上/各競技結果 | |
100m/200m/400m | リレー |
800m/1500m 5000m/10000m |
ハードル 3000m障害 |
マラソン | 競歩 |
跳躍 | 投てき |
十種競技/七種競技 | |
▼2020年東京五輪/日本代表 | |
選考基準&内定時期まとめ |
世界陸上2019/4×100mリレー結果
ここでは、男子/女子4×100mリレーの結果をご紹介します。なお、参考までに2019年5月に横浜で行われた『世界リレー』の結果は下記リンクからご覧ください。
男子4×100mリレー
※日時は日本時間
予選/10月5日(土) 3:05
決勝/10月6日(日) 4:15
【世界記録】
36.84(2012.8)
ジャマイカ/ネスタ・カーター、マイケル・フレーター、ヨハン・ブレーク 、ウサイン・ボルト
【日本記録】
37.60(2016.8)
山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥
予選
<日本の走順>
小池祐貴⇒白石黄良々⇒桐生祥秀⇒サニブラウン
日本は予選2組に登場し、シーズンベストを更新する37秒78で2位に入り決勝に進出。
決勝
順 | チーム | 決勝 タイム |
チーム ベスト |
2019 ベスト |
1 | アメリカ | 37.10 | 37.38 | 38.03 |
2 | イギリス | 37.36 | 37.47 | 37.56 |
3 | 日本 | 37.43 | 37.60 | 37.78 |
4 | ブラジル | 37.72 | 37.90 | 37.90 |
5 | 南アフリカ | 37.73 | 37.65 | 37.65 |
6 | オランダ | 37.80 | 37.91 | 37.91 |
7 | 中国 | 38.07 | 37.79 | 37.79 |
- | フランス | DNF | 37.79 | 37.88 |
<日本の走順>
多田修平⇒白石黄良々⇒桐生祥秀⇒サニブラウン
男子400mリレーはアメリカが今シーズン最高記録をマークして優勝。
そして、日本は完璧なバトンパスと素晴らしい走りで、アジア新記録をマーク。見事、2大会連続の銅メダルを獲得しました。
女子4×100mリレー
※日時は日本時間
予選/10月5日(土) 2:40
決勝/10月6日(日) 4:05
決勝
【世界記録】
40.82(2012.8)
アメリカ/ティアナ・マディソン、アリソン・フェリックス、ビアンカ・ナイト、カーメリタ・ジーター
【日本記録】
43.39(2011.5)
北風沙織、髙橋萌木子、福島千里、市川華菜
順 | チーム | 決勝 タイム |
チーム ベスト |
2019 ベスト |
1 | ジャマイカ | 41.44 | 41.07 | 42.11 |
2 | イギリス | 41.85 | 41.77 | 42.25 |
3 | アメリカ | 42.10 | 40.82 | 42.21 |
4 | スイス | 42.18 | 42.29 | 42.60 |
5 | ドイツ | 42.48 | 41.37 | 41.67 |
6 | トリニダード・トバゴ | 42.71 | 42.03 | 42.75 |
7 | イタリア | 42.98 | 42.90 | 42.90 |
8 | 中国 | 1:05.97 | 42.23 | 42.31 |
女子400mリレーは、今大会100mを制したフレイザープライス選手を要するジャマイカが、今シーズン最高記録をマークして2大会ぶりに優勝。
また、前回覇者のアメリカは銅メダルを獲得しました。
世界陸上2019/4×400mリレー結果
ここでは、男子/女子4×400mリレーの結果をご紹介します。
男子4×400mリレー
※日時は日本時間
予選/10月6日(日) 2:25
決勝/10月7日(月) 3:30
【世界記録】
2:54.29(1993.8)
アメリカ/アンドリュー・バルモン、クインシー・ワッツ、ブッチ・レイノルズ、マイケル・ジョンソン
【日本記録】
3:00.76(1996.8)
苅部俊二、伊東浩司、小坂田淳、大森盛一
予選
<決勝進出条件>
各組3着以内+4着以下タイム上位2チーム
予選1組
順 | チーム | 予選 タイム |
チーム ベスト |
2019 ベスト |
1 | アメリカ | 2:59.89 | 2:54.29 | 2:59.05 |
2 | コロンビア | 3:01.06 | 3:01.16 | 3:01.41 |
3 | イタリア | 3:01.60 | 3:01.37 | 3:02.04 |
4 | イギリス | 3:01.96 | 2:56.60 | 3:03.11 |
5 | 日本 | 3:02.05 | 3:00.76 | 3:02.55 |
6 | スペイン | 3:04.27 | 3:00.65 | 3:04.52 |
7 | オーストラリア | 3:05.49 | 2:59.70 | 3:03.53 |
- | ボツワナ | 失格 | 2:59.06 | 3:02.55 |
<日本の走順>
ウォルシュ ジュリアン⇒飯塚翔太⇒佐藤拳太郎⇒若林康太
日本チームはシーズンベストの走りをしましたが、全体9位で惜しくも予選敗退となりました。
予選2組
順 | チーム | 予選 タイム |
チーム ベスト |
2019 ベスト |
1 | ジャマイカ | 3:00.76 | 2:56.75 | 3:00.99 |
2 | ベルギー | 3:00.87 | 2:58.52 | 3:02.70 |
3 | トリニダード・トバゴ | 3:01.35 | 2:58.12 | 3:00.81 |
4 | フランス | 3:01.40 | 2:58.96 | 3:02.08 |
5 | 南アフリカ | 3:02.06 | 2:59.21 | 3:02.13 |
6 | チェコ | 3:02.97 | 3:02.52 | 3:03.72 |
7 | インド | 3:03.09 | 3:00.91 | 3:02.59 |
8 | カタール | 3:06.25 | 3:00.56 | 3:03.95 |
決勝
順 | チーム | 決勝 タイム |
チーム ベスト |
2019 ベスト |
1 | アメリカ | 2:56.69 | 2:54.29 | 2:59.05 |
2 | ジャマイカ | 2:57.90 | 2:56.75 | 3:00.76 |
3 | ベルギー | 2:58.78 | 2:58.52 | 3:00.87 |
4 | コロンビア | 2:59.50 | 3:01.06 | 3:01.06 |
5 | トリニダード・トバゴ | 3:00.74 | 2:58.12 | 3:00.81 |
6 | イタリア | 3:02.78 | 3:01.37 | 3:01.60 |
7 | フランス | 3:03.06 | 2:58.96 | 3:01.40 |
8 | イギリス | 途中棄権 | 2:56.60 | 3:01.96 |
女子4×400mリレー
※日時は日本時間
予選/10月6日(日) 1:55
決勝/10月7日(月) 3:15
【世界記録】
3:15.17(1988.10)
ソビエト連邦/タチアナ・レドフスカヤ、オルガ・ナザロワ、マリヤ・ピニギナ、オルガ・ブリズギナ
【日本記録】
3:28.91(2015.8)
青山聖佳、市川華菜、千葉麻美、青木沙弥佳
決勝
順 | チーム | 決勝 タイム |
チーム ベスト |
2019 ベスト |
1 | アメリカ | 3:18.92 | 3:15.51 | 3:22.96 |
2 | ポーランド | 3:21.89 | 3:24.49 | 3:24.81 |
3 | ジャマイカ | 3:22.37 | 3:18.71 | 3:23.64 |
4 | イギリス | 3:23.02 | 3:20.04 | 3:24.99 |
5 | カナダ | 3:25.91 | 3:21.21 | 3:25.86 |
6 | ベルギー | 3:27.15 | 3:26.58 | 3:26.58 |
7 | ウクライナ | 3:27.48 | 3:21.94 | 3:26.57 |
8 | オランダ | 3:27.89 | 3:26.98 | 3:27.40 |
混合4×400mリレー
※日時は日本時間
予選/9月29日(日) 2:00
決勝/9月30日(月) 4:35
予選
<決勝進出条件>
各組3着+4着以下タイム上位2チームの計8チームが決勝に進出。なお、決勝に進んだチームは東京五輪の出場権が与えられます。
予選1組 | |||
順 | チーム | 予選タイム | チームベスト |
1 | アメリカ | 3:12.42 | 3:16.01 |
2 | ジャマイカ | 3:12.73 | 3:16.99 |
3 | バーレーン | 3:12.74 | 3:15.75 |
4 | イギリス | 3:12.80 | 3:19.40 |
5 | カナダ | 3:16.76 | 3:16.78 |
6 | フランス | 3:17.17 | 3:17.53 |
7 | ウクライナ | 3:17.50 | 3:16.65 |
8 | チェコ | 3:18.01 | 3:17.53 |
予選でアメリカは世界新記録を樹立。 |
予選2組 | |||
順 | チーム | 予選タイム | チームベスト |
1 | ポーランド | 3:15.47 | 3:15.46 |
2 | ブラジル | 3:16.12 | 3:18.26 |
3 | インド | 3:16.14 | 3:16.47 |
4 | ベルギー | 3:16.16 | 3:18.03 |
5 | イタリア | 3:16.52 | 3:16.12 |
6 | ケニア | 3:17.09 | 3:16.90 |
7 | ドイツ | 3:17.85 | 3:16.85 |
8 | 日本 | 3:18.77 | 3:19.71 |
日本は予選敗退となりましたが、日本記録を更新しました。 |
<日本の走順>
1.青山聖佳 2.若林康太 3.田村朋也 4.髙島咲季
決勝
順 | チーム | 決勝タイム | チームベスト |
1 | アメリカ | 3:09.34 | 3:16.01 |
2 | ジャマイカ | 3:11.78 | 3:16.99 |
3 | バーレーン | 3:11.82 | 3:15.75 |
4 | イギリス | 3:12.27 | 3:19.40 |
5 | ポーランド | 3:12.33 | 3:15.46 |
6 | ベルギー | 3:14.22 | 3:18.03 |
7 | インド | 3:15.77 | 3:16.47 |
8 | ブラジル | 3:16.22 | 3:18.26 |
アリソン・フェリックス選手を要するアメリカが、予選で出した世界記録をさらに更新し優勝。今大会から採用された混合4×400mリレーの初代王者に輝きました。
なお、フェリックス選手は世界選手権のおけるメダル数を通算12個目としました。
競技日程&テレビ放送
競技日程
テレビ放送
2019年世界陸上は、TBS系列にて生中継、BS-TBSでは連日ハイライトが放送されます。ここでは、TBS系列・生中継の放送日程をご紹介します。ただし、放送される種目について、詳細が判明していないので該当種目が放送されるかは不確定です。
※上記競技日程とテレビ放送日程を照らし合わせてご覧ください。なお、各種目の決勝に該当する日程については太字で表記しています。
地上波TBS系列放送日程 ※全て生中継 | |
9月27日(金) | よる10時〜深夜3時30分 |
9月28日(土) | 早朝5時30分〜9時25分 |
よる11時48分〜翌あさ9時54分 | |
9月29日(日) |
よる11時〜翌 あさ5時55分 ※混合4×400mリレー |
9月30日(月) | よる10時〜翌 あさ5時25分 |
10月1日(火) | よる10時〜翌 あさ5時25分 |
10月2日(水) | よる10時〜翌 あさ5時55分 |
10月3日(木) | よる10時〜翌 あさ7時 |
10月4日(金) | よる11時30分〜翌 あさ7時30分 |
10月5日(土) |
深夜0時〜翌 あさ8時30分 ※男子・女子4×100mリレー |
10月6日(日) |
深夜0時〜翌 あさ4時 ※男子・女子4×400mリレー |
リレー日本代表選手一覧
ここでは、世界陸上2019・リレー種目の日本代表選手をご紹介します。
<日本代表一覧>
男子4×100mリレー
サニブラウン・アブデルハキーム
所属/フロリダ大学
自己ベスト/100m[9.97]
多田修平
所属/住友電工
自己ベスト/100m[10.07]
ケンブリッジ 飛鳥
所属/Nike
自己ベスト/100m[10.08]
男子4×400mリレー
伊東利来也
所属/早稲田大学
自己ベスト/400m[45.79]
佐藤拳太郎
所属/富士通
自己ベスト/400m[45.58]
河内光起
所属/近畿大学
自己ベスト/400m[45.96]
若林康太
所属/駿河台大学
自己ベスト/400m[45.81]
井本佳伸
所属/東海大学
自己ベスト/400m[45.82]
飯塚翔太
所属/ミズノ
田村朋也
所属/住友電工
自己ベスト/400m[45.84]
混合4×400mリレー
青山聖佳
所属/大阪成蹊AC
自己ベスト/400m[52.85]
松本奈菜子
所属/東邦銀
自己ベスト/400m[53.52]
髙島咲季
所属/相洋高校
自己ベスト/400m[53.31]
【参考】2017年世界陸上結果(リレー)
ここでは、2017年世界陸上の男子/女子リレー種目決勝の結果をご紹介します。
男子4×100mリレー
1位/37.47 イギリス
2位/37.52 アメリカ
3位/38.04 日 本
4位/38.34 中 国
5位/38.48 フランス
6位/38.59 カナダ
7位/38.73 トルコ
途中棄権 ジャマイカ
<日本代表リレーメンバー>
第1走/多田修平
第2走/飯塚翔太
第3走/桐生祥秀
第4走/藤光謙司
決勝はジャマイカのウサイン・ボルト選手の現役最後のレースで大きく注目されました。しかし、そのボルト選手はレース途中で足を痛めてしまい、フィニッシュラインを割ることができませんでした。
一方、日本は予選のアンカーを務めたケンブリッジ飛鳥選手から藤光謙司選手にメンバー変更して決勝に挑みました。ジャマイカチームの途中棄権はありましたが、予選からタイムを上げ、見事3位に。リオ五輪に続き、大舞台でのメダル獲得となりました。
女子4×100mリレー
1位/41.82 アメリカ
2位/42.12 イギリス
3位/42.19 ジャマイカ
4位/42.36 ドイツ
5位/42.51 スイス
6位/42.62 トリニダード・トバゴ
7位/42.63 ブラジル
8位/43.07 オランダ
男子4×400mリレー
1位/2:58.12 トリニダード・トバゴ
2位/2:58.61 アメリカ
3位/2:59.00 イギリス
4位/3:00.04 ベルギー
5位/3:00.65 スペイン
6位/3:01.10 キューバ
7位/3:01.59 ポーランド
8位/3:01.79 フランス
アメリカの7連覇を阻止したトリニダード・トバゴは、オリンピック、世界陸上を通じてこの種目初めての金メダルを獲得。
<日本代表リレーメンバー>
第1走/佐藤 拳太郎
第2走/金丸 祐三
第3走/木村 和史
第4走/堀井 浩介
日本は予選第2組を走り、全体15位(3:07.29)という結果でした。
女子4×400mリレー
1位/3:19.02 アメリカ
2位/3:25.00 イギリス
3位/3:25.41 ポーランド
4位/3:26.56 フランス
5位/3:26.72 ナイジェリア
6位/3:27.45 ドイツ
7位/3:28.00 ボツワナ
途中棄権 ジャマイカ
アメリカとジャマイカの金メダル争いが予想されていましたが、ジャマイカチームは第2走のマクロ―リ選手が途中で足を痛めてしまい途中棄権となりました。
男子4×100mリレーのウサイン・ボルト選手に続き、ジャマイカチームには不運が続きました。